2016年3月17日木曜日

第20回 春一番あったか寄席

祝!祝!芸術祭賞優秀賞受賞
第70回文化庁芸術祭賞大衆芸能部門にて、新治さんが優秀賞を受賞しました!

祝!奈良人権文化選奨受賞
第6回奈良人権文化選奨の個人部門に新治さんが選ばれました!

祝!春一番あったか寄席 開催から20回


3月6日に開催された 春一番あったか寄席のご報告。

バシャバシャ写真を撮りまくったので、ガシガシと載っけてみることにしました。
(文中に登場する方々のお名前は、すべて○○さんという形で表現させていただきました。
特に主義主張があってやっているわけではありません、単に投稿者がナマケモノなだけです)


前日までのお天気がウソのように、どんよりとした空模様の朝。
こういうときは当たらなくていい天気予報がバッチリ的中するんですねぇ・・・

会場となる加茂教育集会所


スタッフによる準備の様子

 お祝いの横断幕も掲げられます
 準備が整った木戸口
 高座も出来上がりました
後はお客様を待つだけ


今回は20回の記念公演と言うことで、篤志のかたから寄付を頂戴し、スタッフ間のコネクションをフルに発揮して、高座に使う台を新調しました。
 とある製材所から材木を調達し、これまたとある木工所で作製された立派な台を搬入します。
組み立てるとこんな感じ


















 接続金具も付いて、分割収納が可能なすぐれもの


速攻で千社札を頂戴しました。



完成形がこちら
今までは別のホールのものをお借りしていましたが、これからは自前で出来るようになりました。
関係された皆さんありがとうございます。


 お客様も徐々に増え

 主催者の挨拶に続いて、新治さんの人権講座

笑うという字が笑っています。いつもながらほっこりする瞬間です。

ここでお一人目のゲスト、江嶋修作さんをお招きして、お二人での人権講座
江嶋さんひたすらライトが眩しいとこぼしておられます。

ひき続き、江嶋さんお一人での人権についてのお話し
あったか寄席が始まった頃のお話しやら、つい最近体験した話など、身振り手振りを交えて熱心にお話し頂きました。
差別される側も年代を重ねることによって、新しい世代が登場してきて、ポジティブな考えを持つ若い人たちが増えてきたというお話し

お、イカンイカン、新ちゃんとの約束の時間をオーバーしてしもうた

とても濃い内容のお話しはあっという間に時間が経ってしましました。

ここで中入りとなり、本来のプログラムでは中入り後に落語、太神楽、トリの落語という流れでしたが、三間ぶち抜きでしつらえた客席の中の間を使って太神楽を披露して貰うことになり、急遽番組を入れ替えることになりました。

中入りの休憩もそこそこに豊来家玉之助さんの登場です。
玉之助さんは2011年の同じ日3月6日にお越し頂いて、太神楽を披露して頂きました。
最初のご挨拶

 長い棒が宙に浮く

 茶碗を使ったバランス芸




会場にあったパイプ椅子でバランス芸のサービスも

傘を使って鞠を回す芸には、お客様も飛び入り参加、なかなかタイミングが合わず会場は大笑い


それでも鞠はなんとか傘に乗っかり、回り始めます。

最後は大きな升まで回ります。

 続いて獅子舞をご披露

 地べたを這うかのごとく低くなったり

 天井に届かんばかりに伸び上がったり
 至高の芸に拍手がわきます
豊来家玉之助さんの熱演でした。

 続いては露の新幸さんの落語、おなじみの「つる」です。
 新治さんのお弟子さんと言うことで、当地には初お目見えとなります。


大熱演で大盛り上がりの一席でした


会場が暖まったところで大トリ、新治さんの登場
芸術祭優秀賞の受賞作ともなった「中村仲蔵」

 いつもの名調子が始まります。



身振り手振りも豪快に

噺は佳境を迎えます


満場の拍手、汗びっしょりの高座でした。


最後はお楽しみコーナー、新幸さんの小咄と歌が披露され

続いてプレゼントコーナーとなりましたが、勝手がいまいちわからずつっかえつっかえのお弟子さんを見かねて、師匠が助っ人。
高座を終えたばかりで、スペシャルないでたちでのご登場となりました。
流石に全容をお見せするのはいかがなものかと考え、少し細工させて頂きました。
(え?余計に怪しいって?)


和気藹々と過ごした時間もあっという間に過ぎ、記念の20回公演もお開きとなりました。
会場を後にされるお客様もお見送りするスタッフも、みんなにこやかでした。

 片付けも終わって,スタッフみんなで慰労会
 カンパーイ! 楽しい夜が更けていきます

 最後は残った皆さんで記念撮影

これこれ、押すでない の図


遠くは兵庫県、県西部の浜田市など、遠くから足を運んで頂いた皆さんをはじめ、お越し頂いた皆さんにお礼を申し上げて、ご報告終わり。

ありがとうございました。